【医師監修】激痛を伴う尿管結石。薬に頼らず尿酸値を下げ、結石を小さくする効果的な方法をお教えします。

尿管結石
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尿管結石とは?

尿管結石とは、腎臓で作られた尿を膀胱へと運ぶ尿管に結石ができる病気のことを言います。
尿管結石には、さまざまな種類があります。
結石ができる位置によって、腎結石、尿路結石、尿管結石、膀胱結石など呼び方が変わります。
また、結石の成分によっても呼び方が変わります。

しかし、変わらないのは、尿酸値が高いと結石ができやすいということ。

尿管結石

―位置による結石の分類の仕方―
腎結石が尿管や尿路に移動すると、尿管結石、尿路結石になります。
日本では腎結石、尿管結石などの「上部尿路結石」が9割以上を占めます。

分類名前場所特徴
上部尿路結石腎結石腎臓腎結石は発生しても何年も症状が出ないことが多いです。
尿管結石尿管尿管結石は「3大激痛」に数えられるほどの激しい痛みや、血尿が特徴です。
下部尿路結石尿道結石尿道強い痛み、血尿、排尿困難、残尿感があります。
膀胱結石膀胱頻尿,残尿感,排尿時痛,血尿といった膀胱炎に似た症状。

―成分による結石の分類の仕方―
最もよく見られるのは、シュウ酸カルシウム結石です。

結石成分頻度
カルシウム結石シュウ酸カルシウム92.1%
リン酸カルシウム92.1%
尿酸結石尿酸5.5%
感染結石リン酸マグネシウムアンモニウム1.4%
カーボネイトアパタイト1.4%
シスチン結石シスチン0.7%
その他0.3%

出典:https://www.med.nagoya-u.ac.jp/uro08/sick/urinary-stone/index.html

尿管結石のリスクが高い人は?

尿管結石のリスクが高い人は?

多くの場合、子供や男性に見られます。
また、尿管結石の再発率は5年以内で45%と非常に高いです。

また、下記に当てはまる方も要注意です。

  • 尿酸値が高い(尿酸値が7.0mg/dL以上)
  • 肥満気味である
  • 血糖値が高い
  • 血圧が高い
  • 中性脂肪が高い
  • アルコールを良く飲む
  • 激しい運動をする
  • 家族に腎臓結石を持つ方がいる

―尿酸とは?―
尿酸値対策と言えば「プリン体を控えること」というイメージが強いですよね。
体に悪いイメージのあるプリン体ですが、体の新陳代謝に必要な物質で、常に体内で作られています。プリン体はほかの動植物にも含まれており、食事からプリン体を摂取することもあります。
このプリン体が体内で分解されてできるのが尿酸です。

なぜ、尿酸値が高いと尿管結石のリスクが高まるの?

激痛

最もよく見られるのが、シュウ酸カルシウムがもととなった結石です。シュウ酸カルシウムと尿酸は一見関係がないように見えますが、実は深い関係があるのです。

尿中の尿酸の量が多くなる高尿酸尿の状態で、尿中の尿酸の濃度がある一定以上を超えると、尿に溶けるシュウ酸カルシウムの量が減り、シュウ酸カルシウムが尿中で結晶化しやすくなるのです。

いわゆる灰汁(アク)の多い野菜、チョコレートはシュウ酸を多く含み、脂質の多いものは尿中のシュウ酸濃度を高めてしまいます。また、肉類、糖質、塩分は尿中のカルシウム濃度を高めてしまいます。肉類は尿酸のもととなるプリン体も多く含みます。
つまり、尿酸値が高くなる生活をしている人は、シュウ酸カルシウムも多く摂りやすいのです。

また、尿酸自体がもととなる結石もあります。
尿酸の結晶は鋭い針のような形をしており、尿に溶け切らなかった尿酸が尿路に沈着すると、尿酸結晶があつまり、結石になります。
この結石もトゲトゲした形で、激痛を引き起こします。

ドクターズチョイス 尿酸ケアプラス

尿管結石の治療法

一般的には大きさが4㎜以下の結石は自然に体外に排出されやすいため、薬物治療を行い、4㎜以上の結石の場合は、体外衝撃波砕石術や内視鏡を使って結石を直接砕く手術を行います。

尿管結石の処方箋薬

尿管結石の治療薬として、結石の排出を促進したり、痛みを軽減する処方箋薬があります。
これらの処方箋薬は副作用を伴う場合があります。

  • ウロカルン錠
  • クエンメット配合錠
  • カロナール錠
  • ウラリット配合錠
  • トリクロメチアジド錠

副作用として、胃腸障害、肝臓障害、消化器障害、皮膚障害が挙げられます。
尿管結石を患うと、一生薬に頼らなくてはいけなくなる場合もありますので、長期的な薬の服用による副作用を避けたい方は、早めの対処をおすすめいたします。

薬に頼らず尿酸値を下げ、結石を小さくする方法は

臨床実験で証明された代表的な天然成分を摂ること!

臨床実験で証明された代表的な天然成分

チャンカ・ピエドラ

チャンカ・ピエドラ
古代から膀胱、肝臓、腎臓の治療に使われてきました。
とくに腎結石や尿管結石に対する効果は絶大で、”stone crusher”(石砕き)とも呼ばれています。尿酸の合成、尿酸の結晶化を防ぎ、排尿を促してくれます。
結石の90%以上がシュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムで形成されており、チャンカ・ピエドラは、これらのカルシウム結晶に有効な成分と報告されています。

セロリ種子

セロリ種子
セロリ種子は3nブチルフタリド(3nb)、ルテオリン、ベータセリネンが豊富。
炎症を抑えてくれるから、痛みに直接働きかけます。

タルトチェリー

タルトチェリー
タルトチェリーのジュースはアメリカでは一般的な尿酸値対策です。
タルトチェリーやその抽出物が尿酸値を有意に下げたという研究が数多くあり、さらに、症状をやわらげたり、回数や頻度を低めるという報告もされています。

このほかにも、グリーンコーヒー豆、ミルクシスルやターメリック等、臨床データで尿酸値を下げ、炎症を抑える効果が証明されている天然成分があります。これらの成分を摂取することで、尿酸値がコントロールできます。

グリーンコーヒー豆、ミルクシスルやターメリック

痛風や結石ができやすい人にはぜひとも摂っていただきたい成分です。
取返しがつかなくなる前に、早めの尿酸値対策を行いましょう。

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まとめ

  • 結石を取り除く場合には、手術をしなければならない場合もある。
  • すべての結石が薬で治療できるわけではなく、効果が少ない場合や副作用を伴う場合もある。
  • だからこそ、早め早めの尿酸対策がカギ。
  • ツライ痛みを二度と経験したくない方には、天然成分がおすすめ。

結石や高い尿酸値にも効く天然成分はあります。
その痛みの解決、あきらめないで!

この記事の監修ドクター
自然療法医 ヴェロニカ・スコッツ先生

自然療法医 ヴェロニカ・スコッツ先生

ブラジルのリオグランデドスル・カトリック大学認定の自然療法専門医。アメリカ、カナダ、ブラジルの3カ国で認定された国際免許を取得しており、専門医として自然由来のサプリメントに関する知識と精密な現代科学のデータを組み合わせて診断や治療を行っています。自身のフィットネスインストラクターとしての16年間の経験を活かし、多くの患者が抱える肉体的な問題だけでなく、精神的な問題も含めて、自然由来のサプリメントを用いた新しい“先見的な予防医学”にも注力しています。

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