2型糖尿病患者のグルコース恒常性、代謝パラメータ、インクレチンレベル、および炎症マーカーに対するアルロース消費の短期的影響:二重盲検、無作為化、対照クロスオーバー臨床試験

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アルロースに関する世界中の研究データを集めて整理しました。

血糖値を下げる可能性や、脂肪燃焼への働きなど、さまざまな健康効果が注目されています。

日々の「甘いものとの付き合い方」が、変わるかもしれません。

研究論文に基づいたデータを、ぜひご覧ください。

目次

目的

2型糖尿病(T2D)患者における12週間のアルロース摂取が、グルコース恒常性、脂質プロファイル、体組成、インクレチンレベル、炎症マーカーに与える影響を評価すること。

対象者

2型糖尿病患者16人。

試験方法

二重盲検無作為化対照クロスオーバー試験。

患者は、アルロース7gを1日2回、またはアスパルテーム0.03gを1日2回摂取する群に無作為に分けられ、12週間の摂取期間後、2週間のウォッシュアウト期間を挟んで他の甘味料にクロスオーバーした。経口ブドウ糖負荷試験や二重エネルギーX線吸収測定などを、各フェーズの前後に実施。

試験期間

12週間の摂取フェーズ×2、間に2週間のウォッシュアウト期間。

結果

アルロース摂取はグルコース恒常性、インクレチンレベル、体組成には有意な影響を与えなかった。

MCP-1レベルが増加(ベースラインで259 ± 101 pg/mlから297 ± 108 pg/ml、p = 0.002)。

HDL-Cレベルが減少(ベースライン51 ± 13 mg/dlから41 ± 12 mg/dl、p < 0.001)。

結論

12週間のアルロース摂取は、グルコース恒常性、体組成、インクレチンレベルに中立的な影響を示す一方で、HDL-Cを減少させ、MCP-1レベルを増加させた。

参考文章

https://link.springer.com/article/10.1007/s00394-023-03205-w

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